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巷のシフトさん

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ニッポンフードシフト公式noteの運営スタッフが見付けた興味深い記事を紹介します。
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#SDGsへの向き合い方

酪農家が真面目に語る「持続可能な酪農」のお話

持続可能、サステナブル――――。 最近、ますます耳にすることが多くなったこの言葉。ノースプレインファームでは、創業以来変わらず「持続可能な酪農」を追求し続けてきました。 きょうは、持続可能な酪農についての取り組みと考えについて私、ノースプレインファーム代表を務める大黒がお話しいたします。 循環型酪農で 環境面での持続性を保つ「持続可能」と聞いてまず思い浮かぶのは、環境面での持続性ではないでしょうか。自然環境への負荷をできるだけ少なくしながら酪農を続けていくことが、持続可

世界から認められるホップ産業へ。10年先を見据えた岩手県遠野市の挑戦

今年も東北大学の学生4名を迎えてスタートした「大学キャリア教育」。 『ものづくりの上流から下流までを見てもらうことで、キリンビールのファンを増やしたい』 そんな想いでスタートし、製造工程やそこに関わる人たち、仙台工場と地域の関わりを学生に体感してもらうプログラムです。 ▼2023年度大学キャリア教育の概要はこちら 今回は、 “ビールの魂”であるホップについて知識を深めるべく、ホップ収穫を直前に控えた8月上旬に岩手県遠野市を訪れました。 ホップ畑を実際に見学しながら農

一風堂の麺が原料!エコなクラフトビール「KAEDAMA ALE」ができるまで

食品を扱う会社にとって大きな課題である食品の廃棄。一風堂も例外ではなく、フードロスに関する課題を日々感じてきました。廃棄を最小限にする努力は続けていますが、どうしても、ゼロにはできない。特に製麺の過程で出てしまう麺の端材はラーメンには使えないので、有意義な活用方法を模索していました。 そんな一風堂に手を差し伸べてくれたのが、廃棄間近の食材からクラフトビールをつくるプロジェクトを進める「株式会社Beer the First」(ビアーザファースト)さんです。 「一風堂の麺で、

【有機農業は難しいから面白い!】一生をかけて取り組むには最高の仕事

こんにちは。かわばた園の佐藤です。 僕は2018年に会社員を辞め、家業の農家を継ぎました。 この記事では、僕が有機栽培を続けている理由についてご紹介します。 有機栽培を続ける3つの理由 ・続いてきた伝統を守る ・工夫が多くて楽しい ・化学的に合成された農薬や肥料は必要ない ”続いてきた伝統を守る”に関してはこちらの記事にまとめています。3世代という短い時間ながらも続いてきた伝統をしっかりと次の世代に繋げていきたいという気持ちがあるからだという内容です。 また農薬や化学

🍙フードバンクのお手伝いを10ヶ月やってみました🙋

こんにちは。いつも読んで下さるみなさま。 ありがとうございます😌初めましての方こんにちは🙃 私は普段から使わなくなったものを捨てない生活を心がけています。雑貨や洋服を信頼のできるリサイクルショップや支援先へ寄付してきました。時々皆さんにもお伝えしていて読んで下さった方もいらっしゃると思います😌⤵ そんなこともあって15年ほど前からフードロスにも関心があった私は、去年の3月 地域でフードバンクをやっている団体があることを知り、お手伝いに行くことにしました。 最近はフードロ

栽培知識ゼロの八百屋が、梨農園を運営することになった理由

担い手不足で危機!梨の栽培150年の榛名里見(はるなさとみ)地区 みなさんご存じでしょうか? 群馬県高崎市の榛名里見地区は、北関東の中でも有数の果物王国です。国道406号線沿いにはたくさんの果樹園と販売所が立ち並び「榛名フルーツ街道」と呼ばれ、毎年県内外から多くの買い物客がやってきます。特に梨は知名度・人気が高く、8~10月の旬の時期には街道に人があふれ、販売所前には行列ができるほどです。 そんな大人気の梨を栽培する果樹園の多くは、水や土壌の質が良い榛名山の麓にあります。約

野菜から野菜ができる“ちゃふやさい”って何ですか?

週末は愛菜家。 vol.23 無農薬で化学肥料も使わない。なんなら土も使わない。元気な野菜が野菜から育っちゃう?という新農法“ちゃふやさい”のアンテナショップが名古屋にあると聞き、さっそく取材に行ってみました! 「ちゃふやさい」の魅力を発信するアンテナショップへ! 向かったのは、名鉄瀬戸線の清水駅。 2020年3月にできた「SAKUMACHI商店街」の一角に、ちゃふやさいのアンテナショップがありました。 SAKUMACHI商店街には20店舗ほどが出店し、地域に新たな賑わ