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巷のシフトさん

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ニッポンフードシフト公式noteの運営スタッフが見付けた興味深い記事を紹介します。
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記事一覧

農家の働き方も変わる!?農作物の長期保管を目指すソノリク実験室の取り組み

こんにちは、広報担当です! 私たち福岡ソノリクは農作物専門の物流企業ですが、農作物を運ぶだけではなく、独自の技術を使って、農作物を長期保管する実験を行っています。 なぜ独自の技術を開発し、長期保管を目指すのか。そこには“農作物を在庫化する”という新しい概念への挑戦がありました。 1年間もさつまいもの鮮度を維持できる独自の保管技術 一般的に、農作物は鮮度が命。収穫直後から鮮度がどんどん落ちていくので、いかに早く消費者のもとへ届けるかということが重要視されています。そこには

【農業/SDGs】みらい農場 羽生 の取り組み~地元ウィスキー粕を使った土壌改良

みらい農場の金子です。 本日は「みんなで考えるSDGsの日」だそうです。 私たちの会社は、全部署でSDGs推進に力を注いでおりますが、こういった日が設けられていることは初めて知りました。 「みんなでSDGsの17の目標を考えよう」という意味で「“み”んな=3月 “17”の目標=17日」という語呂合わせになっているそうです。 みらい農場とSDGsの活動 当社では様々な活動をしておりますが、本日は私たちの農場での取り組みを紹介します。 埼玉県羽生市にある私たちの農場は、たび

東京の農業をデジタルの力で未来につなぐ

今回のnoteでは、デジタルの力で東京の農業を未来につなぐ「東京型スマート農業」の取組について、東京都農林総合研究センターにおうかがいし、スマート農業推進室の宮崎室長にお話をうかがいましたのでご紹介します。 東京の農業をDXでスマートに 東京の農業は、他の道府県と比較して農地が狭く、小規模で多品目の作物を栽培していることが特徴です。そのため、限られた農地でも効率的に付加価値の高い作物を生産し、高い収益を出せるよう支援していくことが重要となっています。 東京都農林総合研究

生産者の思いに応えたい!石井食品と大府市が取り組む「あいちの伝統野菜」の保存・生産者をご支援する取り組み

石井食品は、「地域と旬」の取り組みのもと、日本各地で発掘した旬の食材をもっと広く知っていただくための活動を行っています。 前回は、石井食品の中でも地域プロデュースチームで「地域と旬」の取り組みを率いている三谷さんに、地域とつながる石井食品のこだわりについて聞きました。 今回は中でも「あいちの伝統野菜」として認定されている「木之山五寸(このやまごすん)にんじん」と「知多 3 号たまねぎ」の保存・普及の取り組みについて、担当の平山さんにお話を聞きました。実は、この取り組みで生

「未利用魚」への入り口は、どうあるべきか?|信濃屋・こだわりや対談

こんにちは。「Tカードみんなのエシカルフードラボ」公式note担当の東樹です。 食を取り巻く課題の一つに、漁獲したにも関わらず食べられずに廃棄されてしまう「未利用魚」の存在があります。 「Tカードみんなのエシカルフードラボ」は、自治体・漁師・地元事業者といった地域関係者、生活者、流通、食品メーカー、飲食関係者など、異なる立場のステークホルダーが対話しながら「未利用魚」を活用した商品を開発する共創の場「未利用魚活用プラットフォーム」を立ち上げました。「未利用魚」の活用を通じ

人も野菜も、バス停に集合!?貨客混載の「やさいバス」【実装支援事業】

野菜を載せて走るバス。それが「やさいバス」。 優しいその響きに筆者が想像したのは、マイクロバスに新鮮な野菜をたくさん積んで、バスの路線をのどかに走っている姿でした。 しかしその実態は、のんきな私の想像をはるかに超えるすごいバスだったのです。 人と野菜が一緒に乗る「やさいバス」やさいバスはその名の通り、各生産地を“停留所”として、出荷する野菜を載せてスーパーなどの売り場近くまで運んでいます。生産者にとっては新しい販路のひとつに、店舗にとっては収穫直後の新鮮な地元野菜を仕入れ

北の大地で「命をいただく」を学ぶ—おやこ地方留学プログラムのご紹介

北海道、栗山町。自然豊かな北の地に、菅野さん一家は暮らしています。 菅野さんは牧場で和牛繁殖を行う傍ら、ファームレストランを経営しています。 牛の命に最後まで感謝していただきたい。そこから始まった「ファームレストラン」 和牛繁殖農家は母牛に種付けをし、出産の際には分娩のお手伝いも。生まれた子牛を育て、市場に出荷するまでを行います。 母牛の出産はだいたい1年に1度。寿命はだいたい20年ほどだそう。 役目を終えた母牛はそのまま市場へと出荷されるのが一般的だそうですが、頑張

〜Society grade 5 スタート学習〜
「農業探求プログラム」で僕らの未来を考える

5月より茨城大学教育学部 附属小学校5年生とのプロジェクトが始まりました。 このプロジェクトは、生徒が自主的に課題を見つけて、学び・考え・判断しながら、課題解決のための力を身につけることを目的とした「探究」の授業です。 同小学校では国が描く未来の形を動画にした「Society5.0(※)」との出会いから、自分たちで見たり聞いたりなど、調べられるものとして、身近である「農業」をピックアップ。農家さんを調べていけば、現在どのような取り組みが行われ、近未来の社会に

『食』から子ども達の『生きる力』を育み、SDGsへの取り組みまでを見据えた『ベジ事業部』の魅力に迫る!事業部長 インタビュー

今回は立ち上げから1年弱が経過した給食・食育事業『はいチーズ!×ベジリンク』※社内では通称『ベジ事業部』の事業責任者である里見さんのインタビューをお届けします。 事業立ち上げの想いから、ベジ事業部の取り組み、今後の事業展望を語っていただきました!給食事業・食育事業という観点だけではなく、環境問題やSDGsへの取り組みまで見据えたアツい内容になっております。 ー事業内容を教えて下さい。 当社が培ってきたフォトサービス・ICTシステムでのノウハウや全国12,000団体以上の

エコすぎる海藻「e-Combu」で地球を救う:OBOG体験記(5期生:大砂さん)

 mocteco5期生の大砂百恵(おおすなももえ)さんに、日々の活動や、mocteco2022での取り組みをお話し頂きました!  mocteco史上、1年間で最も変化のあったプロジェクトじゃないかな?と思います。行動量が圧倒的で、定期ミーティングの度に全国様々なところから接続してくれました。インタビューにはなんと、アメリカから答えて頂きました(汗) ①大砂さんの現在取り組んでいることを教えてください! もったいない海藻を家畜の飼料に活用しようと挑戦しています!  私の曾祖父

家庭菜園を支える影の立役者、安藤農園さんに学ぶ野菜の苗農業体験。

春になり温かくなりはじめると房の駅では野菜の苗は飛ぶように売れていく。お客様のお目当ては、「安藤農園さんの野菜の苗」。4月から5月前半まですごい勢いで売れていっちゃう売れっ子です。 野菜の苗を売っているのは知っているけれど、「自分じゃ育てられない」と関わりのないものだと思ってきました。そもそも種だって売っているのに苗をみんな求めているのはどうしてなんだろう?今まで気にならなかったことが今回、農業体験のお話をいただいたときにふと気になるようになりました。個人的には種の方がいっ

高校生が島をまわって0円食堂してみた!!!

皆さんお久しぶりです!! 隠岐島前高校地域国際交流部です。 今回は海士町、西ノ島町、知夫村の3島で0円食堂をしてみました! ここでは海士町編をお届けします!! 高校生が島で0円食堂?!今回の企画の0円食堂とは? 0円食堂とは某テレビ番組で聞いたことがある方もいるかと思いますが、それとは少し違い、捨てられる食材ではなく、島をまわり、その時にお家にある食材を無料でいただくというものです。これを島前地域でやるとなったらどうなるのだろうという好奇心、島の人と交流をしたいというア

なぜ海苔漁師が山に木を植えるのか?植樹への想いに触れた日。

『今年3年ぶりに植樹祭やりますよ。沼田さんもどうですか?』 佐賀県有明海漁連、鹿島市支所の方から連絡があったのが1月末。 私は2つ返事で『行きます!』とこたえていました。 有明海産の海苔でも、産地によってそれぞれ"おいしさの理由"は異なる。 鹿島の海苔のおいしさは?といえば"植樹"にある、と聞いたことがありました。 『海産物のおいしさに"植樹"が関係するの?』 と疑問に思い、調べれば『なるほど』と思うことがいっぱい。 ただ何を植えているの?何人くらい?どうやって?と、

農業と福祉をマッチング!農福連携で新しい未来が実現する【株式会社アグリトリオ】

農業人口の減少や高齢化は、愛媛県内だけではなく日本全体で深刻な問題だ。さらに、福祉の分野でいえば、障がい者の就職率の低さや障がい福祉施設の工賃の低賃金も大きな課題である。DXの力を使って、この2つの課題を解決する実装プロジェクトが愛媛県内でスタートする。 マッチングアプリで2つの課題を一気に解決する(チャレンジャー:株式会社アグリトリオ) 「農作業の人手不足」と「福祉事業所の施設外就労支援」という2つの課題を解決するべく立ち上がったのが、株式会社アグリトリオ。 株式会社ア