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巷のシフトさん

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ニッポンフードシフト公式noteの運営スタッフが見付けた興味深い記事を紹介します。
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#農家

農地にぽつんと立つ謎の棒……。スマート農業で農家を救う【ELTRES IoTネットワークサービス】

「目の前の田んぼにセンサーなんかいらない」 ――導入前に聞かれたのは、そんな言葉でした。 「毎日見ている田んぼの水漏れに気づかないはずがない」 ――それでも、気づかないことがあったのです。 田んぼに立つ謎の棒の正体は、「ELTRES™」(エルトレス)を活用した冠水センサー。出張中にアラームが鳴り、連絡を受けたメンバーが現地を見に行くと、死角になっていた道路の反対側から水漏れを起こしていたそう。 「誰も気づかなかったことを、このセンサーが教えてくれた。」 農事組合法人

農家の働き方も変わる!?農作物の長期保管を目指すソノリク実験室の取り組み

こんにちは、広報担当です! 私たち福岡ソノリクは農作物専門の物流企業ですが、農作物を運ぶだけではなく、独自の技術を使って、農作物を長期保管する実験を行っています。 なぜ独自の技術を開発し、長期保管を目指すのか。そこには“農作物を在庫化する”という新しい概念への挑戦がありました。 1年間もさつまいもの鮮度を維持できる独自の保管技術 一般的に、農作物は鮮度が命。収穫直後から鮮度がどんどん落ちていくので、いかに早く消費者のもとへ届けるかということが重要視されています。そこには

『食』から子ども達の『生きる力』を育み、SDGsへの取り組みまでを見据えた『ベジ事業部』の魅力に迫る!事業部長 インタビュー

今回は立ち上げから1年弱が経過した給食・食育事業『はいチーズ!×ベジリンク』※社内では通称『ベジ事業部』の事業責任者である里見さんのインタビューをお届けします。 事業立ち上げの想いから、ベジ事業部の取り組み、今後の事業展望を語っていただきました!給食事業・食育事業という観点だけではなく、環境問題やSDGsへの取り組みまで見据えたアツい内容になっております。 ー事業内容を教えて下さい。 当社が培ってきたフォトサービス・ICTシステムでのノウハウや全国12,000団体以上の

家庭菜園を支える影の立役者、安藤農園さんに学ぶ野菜の苗農業体験。 ー 千葉のおいしいを大切に ー

春になり温かくなりはじめると房の駅では野菜の苗は飛ぶように売れていく。お客様のお目当ては、「安藤農園さんの野菜の苗」。4月から5月前半まですごい勢いで売れていっちゃう売れっ子です。 野菜の苗を売っているのは知っているけれど、「自分じゃ育てられない」と関わりのないものだと思ってきました。そもそも種だって売っているのに苗をみんな求めているのはどうしてなんだろう?今まで気にならなかったことが今回、農業体験のお話をいただいたときにふと気になるようになりました。個人的には種の方がいっ

農業と福祉をマッチング!農福連携で新しい未来が実現する【株式会社アグリトリオ】

農業人口の減少や高齢化は、愛媛県内だけではなく日本全体で深刻な問題だ。さらに、福祉の分野でいえば、障がい者の就職率の低さや障がい福祉施設の工賃の低賃金も大きな課題である。DXの力を使って、この2つの課題を解決する実装プロジェクトが愛媛県内でスタートする。 マッチングアプリで2つの課題を一気に解決する(チャレンジャー:株式会社アグリトリオ) 「農作業の人手不足」と「福祉事業所の施設外就労支援」という2つの課題を解決するべく立ち上がったのが、株式会社アグリトリオ。 株式会社ア

「研究するだけだったら意味がない」白川町をフィールドに研究した農学部院生が想う『農と幸福』の関係

大学での研究で白川町を度々訪れており、企画カフェ『白川まるっとカフェ』のメンバーでもある名古屋大学 農学部 森林・環境資源科学専攻(森林社会共生学研究室)の安井里緒(やすい りお)さん。 白川町をフィールドにしたから感じた、町の農業とブータンの意外な関係性や、農と地域社会に対する想いをお聞きしました! ー 有機農業に意識はなかった  ーー里緒さん、宜しくお願いいたします!  白川町でよくお会いするので「白川町民…?」という錯覚を起こすほどです(笑) それは言い過ぎです(

何がすごいの?下水からつくった「こうべSDGs肥料」

11月26日(土)のお昼すぎ、神戸市営地下鉄の「西神中央」駅前に、竹を使った巨大なオブジェが出現しました。そこに書かれた「肥料ではじめるSDGs」とは・・・? 12月中旬から、市内で「こうべSDGs肥料」を販売することになりました。そのPRイベントなのですが、「こうべSDGs肥料って何?」「何がいいの?」という疑問を、広報戦略部ライターのゴウが解説します。 下水処理で「肥料の素」を抽出先日、久元喜造市長がこのnoteで「神戸再生リン」の取り組みを紹介しました。 農作物を

栽培知識ゼロの八百屋が、梨農園を運営することになった理由

担い手不足で危機!梨の栽培150年の榛名里見(はるなさとみ)地区 みなさんご存じでしょうか? 群馬県高崎市の榛名里見地区は、北関東の中でも有数の果物王国です。国道406号線沿いにはたくさんの果樹園と販売所が立ち並び「榛名フルーツ街道」と呼ばれ、毎年県内外から多くの買い物客がやってきます。特に梨は知名度・人気が高く、8~10月の旬の時期には街道に人があふれ、販売所前には行列ができるほどです。 そんな大人気の梨を栽培する果樹園の多くは、水や土壌の質が良い榛名山の麓にあります。約

野菜から野菜ができる“ちゃふやさい”って何ですか?

週末は愛菜家。 vol.23 無農薬で化学肥料も使わない。なんなら土も使わない。元気な野菜が野菜から育っちゃう?という新農法“ちゃふやさい”のアンテナショップが名古屋にあると聞き、さっそく取材に行ってみました! 「ちゃふやさい」の魅力を発信するアンテナショップへ! 向かったのは、名鉄瀬戸線の清水駅。 2020年3月にできた「SAKUMACHI商店街」の一角に、ちゃふやさいのアンテナショップがありました。 SAKUMACHI商店街には20店舗ほどが出店し、地域に新たな賑わ

新潟のちょっぴり変な米農家が世界へ挑戦する話/Ricepect project

今日、あなたが食べたホカホカの美味しいご飯は、農家が一生懸命作ったものだ。 そんな当たり前の事を、もう一度理解して欲しい。 そのご飯の奥にいる人の存在を想像して欲しい。 つまり、尊重するということ、米や米農家をリスペクトすること。 それが「Ricepect」 (ライスペクト:ライスとリスペクトを合わせた造語) ※ このnoteは、新潟の米農家が日本人の米と米農家に対するリスペクトを取り戻すために、あえて世界へ挑む某海賊漫画的なプロジェクトの話だ(僕は至って真面目

ビームス ジャパンの屋上で、野菜、育ててみました

こんにちは。そして、はじめまして。 わたくし、ビームス ジャパンにて只今行われているイベント「たがやす BEAMS JAPAN 〜食のカルチャーとスタイルを伝える〜」(2/28まで)のプロデューサーをしている村長(そんちょう)と申します。携わったひとりの人間として、より近い距離でお話をできればと思い、あだ名で登場してみました。なぜ村長なのかは…後ほどご説明します。 普段はビームス ジャパンのオフィススタッフとして、プロジェクトに携わっています。今日から不定期で、プロジェク

カレンダーの向こう側〜農家のお茶の間〜 Vol.9 【梶原 啓・知子さん】日本の食料自給率を考えることから始まった農業。もっと農業を選びやすい社会に

現在、農家プロデュース&デザイン集団の「HYAKUSHO」では、クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」を通じて資金調達に成功した「農家さんの 365 日をそのまま伝える HYAKUSHO カレンダー」の制作プロジェクトを実施中です。 カレンダーは、ひと月にひとりずつ農家さんをご紹介。農家さんへの取材から見えたストーリーを通して、農家さんと消費者を繋げることを目指し、2022年に向けてお届けできるよう、走り出しています。 WEB連載「カレンダーの向こう側