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巷のシフトさん

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ニッポンフードシフト公式noteの運営スタッフが見付けた興味深い記事を紹介します。
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2021年9月の記事一覧

1杯の具沢山おみそしるで考えよう、農と食のつながり。

突然ですがおみそしるやさん、始めます。この度私、熊本県南阿蘇村で、みそ汁とおにぎりをメインにした朝ごはんが食べられるカフェを営業することになりました。(間借り営業なので、現時点では営業日は火曜水曜のみです) 調理師の資格はないし、飲食で働いた経験は人並み以下、お店の経営はもちろん経験なしです。それでもやりたかったことだった、しかも周りの環境に恵まれ、実際にできるチャンスをいただいた、ので「よし、やっちゃえ〜!」と見切り発車をしてしまいました。 「おみそしるやさん、なんでそ

[DX事例54]AI自動カットでまいたけ製造を大幅省人化_株式会社雪国まいたけ

ITコンサル×パートナーCFOのタナショーです。 このnoteではDX事例やIT活用事例の紹介を通して、経営者の方がITを身近に感じたり面白いと思ってもらえることで、企業の成長に役立つ情報をお届けしていきます。 今回は農業からです。マイタケを始めとして、国内トップシェアのきのこ栽培および加工食品の製造販売を行っている、株式会社雪国まいたけのDXです。 経験者でもカットしづらいまいたけ株をAIで自動カット!雪国まいたけのDX事例雪国まいたけは1980年代当時「幻のきのこ」

できるだけ生態に寄り添った養鶏を/沖縄:農水苑・虹【一次産業取材レポ】

2021年の東京オリンピックでも焦点が当てられた日本の食の問題。 中でも養鶏は狭いケージの中で育てられ多くのストレスがかかり、食の安全性と動物愛護という観点から問題として取り上げられた。 EU(欧州連合)では2027年までにケージ飼育を禁止する法令の提案をすることを決め、動物福祉を考えるアニマルウェルフェアという概念が広がりを見せつつある。 動物に寄り添う畜産とはなんなのか? 日本の畜産が遅れを取っている中、 ケージ飼育ではなく、いわゆる平飼いと呼ばれる手法で養鶏を営

農水省のロボット推進のパワーというか想いがスゴイ!と思ったという話。

今回は農水省のロボット関係のプロジェクトを改めて見てみたいと思います。正直、取組み数、情報開示のレベルともかなり凄いなと思いました。 例えば、『スマート農業実証プロジェクトによる実証成果(中間報告)』【リンク】という資料。ロボットなど導入し、スマート農業にトライしたときの、収入や支出の状況が、割りと生々しい数字も公開されています。 さすがに多くの事例では単年度で黒字化するスマート農業というのも難しいという結果のようですが、下記のピーマンの事例のように、単年で機器代も回収し

カレンダーの向こう側〜農家のお茶の間〜 Vol.9 【梶原 啓・知子さん】日本の食料自給率を考えることから始まった農業。もっと農業を選びやすい社会に

現在、農家プロデュース&デザイン集団の「HYAKUSHO」では、クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」を通じて資金調達に成功した「農家さんの 365 日をそのまま伝える HYAKUSHO カレンダー」の制作プロジェクトを実施中です。 カレンダーは、ひと月にひとりずつ農家さんをご紹介。農家さんへの取材から見えたストーリーを通して、農家さんと消費者を繋げることを目指し、2022年に向けてお届けできるよう、走り出しています。 WEB連載「カレンダーの向こう側