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10月、11月の「食から日本を考える。月間」では、米に関するトリビアを発信しました!あと一口多くご飯を食べて食料自給率を1%上げよう!


「食から日本を考える。月間」について

食の外部化・簡便化が進む一方、食と農との距離が遠くなり、農業や農村に対する国民の意識・関心が薄くなっている状況を踏まえ、日本の食の未来を守るために、消費者と生産者が一体となって自分たちの課題と捉え、国産の農林水産物を積極的に選択するといった行動変容につなげていく必要があります。
そこでニッポンフードシフトでは、食に関するイベントが多い10月、11月を「食から日本を考える。月間」として、本運動の趣旨に賛同する推進パートナー企業との連携を通じて、食と環境を支える農林水産業・農山漁村への国民の理解醸成を図る情報発信を強化しました。

その取組のひとつとして、消費者へ農作物等の生産から消費までの裏側を知ってもらうために、「米」をテーマに、推進パートナーの皆様にもご協力いただきながら、SNS等でトリビアの発信を行いました。
米は総供給熱量の約2割を占め、自給率はほぼ100%と国内で自給可能な穀物であり、私たちの食卓を支えてくれている作物です。しかし、米の生産については、生産コストの高騰、生産者の高齢化等、気候変動など様々な課題があります。このような中でも、米の生産に携わる方々は生産努力をされています。消費者の皆様にも米に興味を持っていただき、知っていただいて、毎日あと一口でも多くご飯(お米)を食べてもらいたいという想いから、今回は米をテーマにしました。

発信したトリビアを一覧にまとめてみましたので、ぜひご覧ください!

【農林水産省「やっぱりごはんでしょ!」】

・田んぼの隠れた役割

お米は、おいしいから食べる。でも、それだけじゃない。
お米がつくられている田んぼには、田園風景の景観維持や、保水・土壌保全等、環境保全機能の役割もあります。
さらに、トンボやカエル、ドジョウ、メダカ等、そこに住む生き物たちを育む場所でもあります。
お米を食べることで、それらの環境を守ることができるんです。

詳しくは以下の動画から👇

・「米」という漢字に隠された秘密

「米」という字は「八十八」という文字からつくられたといわれています。お米ができるまでには88回もの手間がかかる、という意味です。昔に比べて今は便利な機械もあるので、米作りも早く楽にできるようになりました。それでも、イネを育ててお米を収穫するまでには、たくさんの手間がかかります。大切に手をかけて育てられたお米だから、大事に食べたいですね。

続きは、以下からご覧いただけます👇

・他の品種の種子が混ざらないための工夫

お米農家さん達に種子を提供している種子専門の生産者さんが、種子の収穫で使用するのは、稲の刈り取りから、脱穀・選別も同時に行える非常に多機能な「コンバイン」という農業機械。
他の品種の種子が混ざらないように、収穫後のコンバイン清掃に6時間以上かけることもあるそうです。

【一般社団法人 日本精米工業会】

・お米の精米は、玄米から白米にするだけじゃない⁉

皆さんは、「精米」と聞くと玄米から白米にするというイメージが強いのではないでしょうか?
実は、玄米を精米するには、様々な機械を駆使しながら、玄米に混ざっている異物(紙紐や木片等)や石等を取り除いたり、食味や外観品質を落とす割れた米粒等の選別、さらには虫の被害にあったお米の色彩選別も行っているんです。
このような丁寧な工程を経て、きれいに精米されたお米が届けられているんですね。

精米工場の様子は、以下からご覧いただけます👇

【株式会社アサヒパック】

・実は「あな」が空いている

一般的なお米のパッケージには「空気が通り抜けるため」の、埃や虫が侵入できない微細な「あな」が空いています。これは、輸送や陳列に際して積み上げたとき、袋の内部に空気が溜まり、不安定にグラついて崩れてしまうことを防ぐためのものだそうです。

以下のnote記事では、パッケージの孔について画像とあわせて分かりやすく説明されていますので、ぜひ続きを読んでみてくださいね。

・その「太い線」のなぞ

お米は「パッカー機」と呼ばれる専用機械で袋詰めをされている場合が多く、そこには「光電管(こうでんかん)センサー」という装置が付いています。赤外線や可視光線の反射などを利用して『反応があったら○○という動作をしなさい』と、機械に指示を出すための袋側の目印が、この”太い線”「光電管マーク」です。ちなみに米農家さんが手詰めされている袋などは、パッカー機に入れる必要がないため、この光電管マークが無いことも多いのだそうです。

他にも、「その姿、巨大キッチンラップ」等、普段はあまり触れる機会のない米袋のトリビアをたくさんご紹介いただいていますので、以下のnote記事も覗いてみてくださいね。

・その「カラフルな横棒」のなぞ

「カラーコントロールマーク」と呼ばれるこの横線は、パッケージの印刷で必要な「版(はん)」の位置合わせなどに使っている部分です。概ね使用している版の数だけ、このマークも付いています。
米袋の場合は、製造過程でカットされて無くなっていることもありますが、
袋の一番下の端っこなどに、こっそりひっそり付いていたりするそうなので、ぜひ気にかけてあげてください!

続きはこちらから👇

【沖縄食糧株式会社】

・11月23日はコメニケーションの日

【内閣府沖縄総合事務局農林水産部】

11月23日は「コメニケーションの日」って知っていましたか?
新穀を得たことを神さまに感謝する日 「新嘗祭(にいなめさい)」 として古くから日本人に親しまれてきたことにちなみ、2016年に新たに制定されたそうです。
2024年の11月23日は過ぎてしまいましたが、来年は大切な人と一緒にお米を食べたり、日頃の感謝の気持ちを込めてお米を送ってみたりしてはいかがでしょうか。

ニッポンフードシフトでもお米に関する発信を行いました!

【ニッポンフードシフト】

・お米一口で自給率UP⁉

私たちの主食である「お米」の自給率はほぼ100%で、唯一の国内で自給可能な穀物であり、国外で起きる食料供給上のリスクに対して影響をもっとも受けにくい、「安全な食料」の最たるものです。
ピーク時には一人あたり年間118kgの米を消費していましたが、日本が高度経済成長の時代を迎え、その後、食生活が大きく変化したこと等によって、令和3年度のお米の一人あたりの年間消費量は半分以下の51.5kgに…。
それに伴い、食料自給率も令和5年度には38%となっています。

しかし、国民全員が一口多くご飯(お米)を食べると食料自給率が1%上げられるという試算もあります。毎日の食事で、「一口多くお米を食べる」「お米を食べる回数をもう少し増やしてみる」ことを実践すれば、食料自給率を向上させられることも覚えていてほしいと思います。

詳しくは、以下で解説されていますので、ぜひご覧ください!

・朝食に「お米」を食べるメリットとは⁉

朝からお米を食べると、脳と体のエネルギーとなり、善玉菌の増殖を助けることで腸内環境を整える効果が!
さらに、腹もちがよく、血糖値の急激な上昇を抑えることもでき、また脂質も少ないんです!

このように、朝にお米を食べることは、おいしいというだけではなく、体にとってもいいこともあるので、明日の朝ご飯は「お米」を食べてみるのはいかがでしょうか。

以下の公式サイトでは、より詳しく朝ごはんにお米を食べるといいことを解説しています。また、忙しい朝でもお米をおいしく食べるための時短&アイデアテクニックも紹介されていますので、ぜひご覧ください!

最後に

お米に関する様々な視点からのトリビア、楽しんでいただけたでしょうか。
今後も推進パートナーの皆様と協働で、SNS等で発信を続けていきますので、チェックしてくださいね。
ニッポンフードシフト公式Xのフォローもぜひよろしくお願いいたします!
また、推進パートナーも随時募集しておりますので、ニッポンフードシフトの運動趣旨に共感いただけましたら、ぜひ以下よりご登録のほどよろしくお願いいたします。

最後にはなりましたが、今回ご協力いただいた推進パートナーの皆様、ありがとうございました。