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NFS通信

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食や農の現場で見つけた、様々な情報を紹介します。
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#商品開発

「竜峡小梅の砂糖漬け」商品化プロジェクト始動!~体験イベントレポート~

2023年5月27~28日の2日間、首都圏在住の若者を中心とする7名が長野県飯田市に集まり、飯田市下久堅に伝わる竜峡小梅の収穫から漬け物にする作業の体験、商品化に向けたパッケージデザイン案や値段設定などのワークショップを行うイベントを開催しました。 飯田市の市役所で働く地元の方々や農家の皆さんにもお集まりいただき、皆で交流しながら終始楽しい雰囲気で執り行われました。 小梅の砂糖漬け、商品化プロジェクト始動! 2018年にTABETAI代表の田丸が“宝石のような小梅漬け”

豊かな恵みを未来につなげる、海のSDGs。 海底の森、藻場を守る漁師たち。

海底の森、藻場を守る漁師たち。「若狭高浜ブループロジェクト(WTBP)」藻場(もば)って聞いたことありますか?藻場とは、海底を覆う海藻の森のこと。アワビやサザエなど貝類の餌場であり、魚の産卵や稚魚の育つ場としての役割もある、水生生物の生活に不可欠な森です。 さらに、藻場は、栄養塩類や炭酸ガスを吸収して酸素を供給するなど海水の浄化にも大きく貢献しています。陸地でも森の木々が空気をきれいにしてくれていますよね。それと同じです。 けれど、いま、その藻場に大問題が発生。海藻を食

産地リポート #2 ~農家が生み出す加工品~

今年も関東甲信地方で梅雨入りが発表されました。洗濯物の生乾き臭が気になる時期・・・。気分がどよ~んと沈みがちですが、こんな時こそお家時間を充実させたいですよね♪ さて、今回は『産地リポート』企画の第2弾! JAにしたま管内の農産物や生産者にスポットをあて、農産物の知られざる魅力や生産現場のリアルをお伝えしていきます。 今回は、農家が生み出す加工品開発の現場に密着! 2022年から加工品販売を始めた、羽村市の宮川農園さんを紹介します。 宮川農園さん 地域の中でも存在感を

慶應大学生が新たな名産品づくりに挑戦!限界集落で作られる幻の果実「さるなし」を使ったマカロン発売!

皆さんは幻の果実「さるなし」をご存じですか?おそらく大半の人が耳にしたことすらないと思います。 さるなしとは、味や断面がキウイに似ている甘酸っぱい果物で、市場ではめったに出回らないことから、幻の果実とも呼ばれています。 そんなさるなしが富山県南砺市利賀村(なんとしとがむら)という人口が450人ほどしかいない小さな村で生産されています。今回はさるなしが美味しすぎて惚れ込んだ慶應大学生が、大好きなさるなしを広めるための商品開発にチャレンジするまでのストーリー。 「利賀村の力に