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NFS通信

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食や農の現場で見つけた、様々な情報を紹介します。
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#農業

“チーム独立系生産者”で勝つ~「薬局DE野菜」2年目の連帯

FOOD BATON 2年目を迎えた「薬局DE野菜」が好調だ。県内各地で活動する独立志向の強い農家=顔の見える生産者の作る野菜を薬局で買えるようにするこの試みは、本来想定した販路から大きな広がりを見せている。今回はこのプロジェクトに参加する2人の生産者にも加わってもらい、新世代農家のチーム感をお伝えする。 小回りの利く動きで 大手の小売店に進出 令和4年度のHiroshima FOOD BATONに採択された「薬局DE野菜(やっきょくでやさい)」は、その名の通り薬局で野菜を

「農業しかないと決めたから」元放送作家が描く農家の多様性【成田ふぁーむ】

セカンドキャリアで農家を目指す人がいる中、放送作家から有機栽培農家に転身した成田周平さんは、一際ユニークな存在だ。農業に関する知識と経験がゼロという地点からスタートし、大阪府能勢町に有機野菜農園「成田ふぁーむ」を開くまでに成長。2021年には、欧米で活用されているCSA(地域支援型農業)を取り入れた「のせすく」ビジネスを始動し、有機農業の発展に力を入れている。成田さんが有機栽培農家になったきっかけや、「のせすく」で描く有機栽培農業の未来図を伺った。 有機野菜を育てるのは「日

「置きカレー」で販路を切り拓く~「MOTTAINAI BATON」2年目の挑戦

日本各地の食品ロスを「ご当地レトルトカレー」を作ることで解消しようと活動する「MOTTAINAI BATON」。「Hiroshima FOOD BATON」2年目となった今年注力したのは販路の開拓だった。その中で新たに開発した販売形態「置きカレー」とは? オフィスで手軽に 温かいカレーが心を満たす 雨が降って会社の外に出たくない日、仕事が立て込んでいて外食する時間がない日でも、心身のエネルギーチャージに食事は欠かせない。そんな時に「置きカレー」が活躍する。 MOTTAIN

農家発の調味料をプロデュース~オタフクソースの共創

広島を代表する食品メーカー・オタフクソースが「Hiroshima FOOD BATON」に参加。これまで培ってきた調味料製造のノウハウを活かして、地域の農産物を原料にした調味料の開発・販売を総合的にプロデュースする。地域との共創に乗り出したオタフクソースの真意に迫る。 調味料製造のノウハウを 地元産農作物に活かす 令和6(2024)年のHiroshima FOOD BATONにオタフクソースが採用された。提案した「地域共創ハレノベジプロジェクト」を担当するのは共創本部・共創

農業で温室効果ガスを削減~「Rev0」2年目の登録

近年世界的に関心が高まっている地球環境問題。中でももっとも注目を集めているのがCO2を筆頭とする温室効果ガスの削減だ。農家の立場からその課題を解決する、しかもそれによって農家の収入を増やす? 広島の山間部から新しい経済が動き出す。 J-クレジット制度への 正式登録を果たす 昨年「Hiroshima FOOD BATON」に採用された「株式会社Rev0」の取り組み「Fair-Farm Credit(フェアファームクレジット)」は理解するのに少し時間がかかる。まず、下の図を見て

「牡蠣と肉と酒 MURO」開店のその先へ~「ATORA」3年目の到達

瞬間冷凍技術を用いて広島の味を国内外に広げていく――そんなミッションを掲げて「Hiroshima FOOD BATON」にエントリーした「株式会社ATORA」のプロジェクト。3年目を迎えた今、彼らはどこに辿り着いたのだろう? 半年前OPENの旗艦店 上々のスタート 令和4(2022)年度にはじまったATORAのプロジェクトは、スタートアップらしい柔軟な路線変更を行いながら、Hiroshima FOOD BATON最終年である3年目を迎えた。 エントリー時は生牡蠣や比婆牛、

「ウェルビーイング野菜」で広島農家の希望になる~「さいねい農園」の使命

さいねい龍二――広島でその顔と名前を知らない人はいない有名タレントである彼は、近年「さいねい農園」を営む農業従事者としても活動している。そんな彼が今年度「ウェルビーイング野菜プロジェクト」で「Hiroshima FOOD BATON」に採択された。かつての特撮ヒーローは今、農のヒーローに変身しようとしている。 良い野菜であることを 伝えるための指標が必要 さいねい龍二さんは2004年放送のスーパー戦隊シリーズ『特捜戦隊デカレンジャー』のデカレッド役で一躍スターダムに登り詰め

「Farm to baby」の進展と環境保全型農業の夢~「KURU KURU」2年目の成長

子供やその後の世代に少しでも明るい未来を手渡したい――そんな想いから農業に携わる母たちが立ちあげた離乳食ブランド「Farm to baby」。半年ぶりに話をした彼女は、まさに子供があっという間に大きくなるように、経営者として確かな成長を遂げていた。 新しいホームページも作成 活動が整理されたKURU KURU 広島県安芸高田市は中国山地の山間部に位置する静かなまちである。まちの主要産業は農業で、国内の他の地域と同様、高齢化と過疎化に悩まされている。 「KURU KURU」

参加無料&特典あり!「移住」や「事業継承」に関心のある方必見!【宮崎県&福島県移住セミナー開催!】

「都会の喧騒から離れて、もっと自然豊かな暮らしを楽しみたい」 「新しい場所で、自分らしい生き方に挑戦したい」 そんな思いを抱えている方に、宮崎県や福島県への移住はぴったりの選択です。 宮崎県は、温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、「太陽と緑の国」として知られています。豊富な食材や地元の人々との温かい交流は、移住者にとっての大きな魅力です。 一方、福島県には、農業を中心とした豊かな暮らしが待っています。「自分で野菜を育ててみたい」「自然に囲まれた場所で生活し、地域に貢献したい」

「このまま会社員でいいのかな?」脱サラして農家になった2組に聞いてみた

愛知県知多郡で、化学肥料・化学農薬を使わない栽培を行う「知多の恵みグループ」。 メンバーは10人を超え、新規就農や家業を引き継いだ30~40代の若手が多く活動しています。 農家の高齢化が叫ばれる中、新しく農家になる新規就農は希望の星。 今回は、新規就農2組に農業を始めた理由や新規就農ならではの苦労を聞きました。 青木農園ってどんなところ?地元で農業を盛り上げたいとの思いから、2021年から愛知県半田市で農業を始めました。 カブ、ピーマンをメインに栽培しています。 栽培面

【米袋トリビア③】あなたの知らない米袋の話

皆さんこんにちは、 アサヒパック広報の小林です! こちらの記事では米袋に関する「トリビア」をご紹介しています。 ※前のお話はこちら ⑫その「カラフルな横棒」のなぞ 皆さんはお米の袋のデザインをまじまじと眺めたことってありますか、 ありますよね?? ね??(二回目) そうすると、「光電管マーク」に続いてこっちも気になっちゃいますよね! これは「カラーコントロールマーク」と呼ばれるものです。 「カラコンマーク」とも略されます。 後述しますが、こういったパッケージの

【米袋トリビア②】あなたの知らない米袋の話

皆さんこんにちは、 アサヒパック広報の小林です! こちらの記事では米袋に関する「トリビア」をご紹介しています。 ※前のお話はこちら ⑥その「太い線」のなぞ 皆さんはお米の袋のデザインをまじまじと眺めたことってありますか、 ありますよね?? ね??(圧) そうすると、気になるのってやっぱりこれですよね! わざわざ付けていると思われる「黒く太い線」…。これ、いったい何なんでしょうか? これは「光電管(こうでんかん)マーク」と呼ばれる部分です。 後述しますが、お米

【米袋トリビア①】あなたの知らない米袋の話

皆さんこんにちは、 アサヒパック広報の小林です! 関東でも令和6年産の新米がようやく流通し始めた2024年10月の初旬、 弊社も推進パートナーとして参画する「ニッポンフードシフト」の事務局さんから、こんなメールをいただきました。 ほう、トリビアですか。 とすると、アサヒパックが発信すべきは米袋の・・・ なるほど、どんなのがいいかなぁ。。。 多分、探せばネタは色々あると思うけど・・・ あ、あっ、ちょ、ちょっと待って、 社内で募ってみますので、いま一歩お下がりを・・・汗

一次産業×〇〇〜Z世代におすすめの農業との生き方〜※参加費無料!オンラインイベント開催!

「農業は楽しい!」「農業を仕事の1つにもしたい!」そんな風に思っていませんか? 実は、農業はZ世代にとってこそ、新しいライフスタイルやキャリアの選択肢として大きな可能性を秘めています。 このオンラインイベントでは、農業を通じて自分らしい生き方を実現した先駆者たちの体験談をもとに、日常生活に自然と触れ合う時間を取り入れる方法や、農業に関わる柔軟な働き方がわかるイベントです。 こんな方におすすめ!・自然と共に過ごすライフスタイルに興味がある方 ・副業や複業として農業に携わる