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GENERATION Z

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次の時代を担う若い人達が、食や農林水産業に対する思い、目の当たりにしたリアルを発信します。
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#沖縄

オール地域食材でのおもてなし!「やんばる料理」

さっそくですが皆さん!! 沖縄料理を思い浮かべてください!🤤 ゴーヤーチャンプルーに沖縄そば、ラフテーにジューシーにクーブイリチーなんかも!沖縄に行った際には是非沖縄料理と、そこでしかいただけない食材を味わいたいものですよね〜! そんな中、南国リゾートとして知られる沖縄県の北部にある山間に囲まれた地域「やんばる」では、使う食材をすべて地域の食材で賄うというの素敵なプロジェクトが行われているんです! プロジェクト名は「やんばる畑人(はるさー)プロジェクト」という名前で、畑人

畑をもっと身近に―沖縄県・山パ農園さんを取材して

はじめに 突然ですが、皆さんは畑へ行ったことはありますか? 「幼少期に連れていってもらった記憶はあるものの、 大きくなってから意識的に行ったことはない」 という人が結構多いのではないかと予想します。 今回この記事を書いている私もその一人で、 普段野菜や果物を口にしながらも、 それらを生み出す畑や農業、農家に対してはどこか遠い存在のように感じていました。 このような中、沖縄で生産業に携わる人々を特集したタブロイド紙 『D design travel 沖縄 ニッポンフードシ

高田農場さんから学んだ”沖縄と食文化”

食文化ってなんだ? みなさん「食文化」と聞いたときどんなことを思い浮かべますか? 食べ物の文化?    アジアがお米で西洋は小麦なこと? 料理のこと?     中華料理と日本料理? 食べる作法のこと?  ナイフとフォーク、日本はお箸? 私の認識は「日本の日本料理!中国の中華料理!フランスのフランス料理!世界各国のその土地の料理を食文化と呼ぶんだろうな!」 というものでした。 浅い認識ですが、そのくらい 「日常にある”食“」と「文化」がかけ離れていたんです。 そんな私

県産小麦を使った、新しい沖縄の食文化

みなさんは、沖縄で小麦が栽培されている事を知っていますか? 沖縄では戦前、小麦の栽培がされていたのですが、 戦後は基幹作物(サトウキビ、パイナップル)などの影響で 途絶えていったそうです。 そこで、2015年小麦栽培文化を復活させようと誕生したのが、沖縄県麦生産組合でした。 沖縄県麦生産組合の副会長であり、金月そばの代表の金城太生郎(きんじょう たきろう)さんは沖縄そばのお店を経営する中、沖縄は原料の小麦がなく製麺所が少ないことから県産小麦が必要不可欠だと思い、 2016年に

沖縄の珈琲生産から学んだ適正価格

日本最南端である沖縄県。今回の「NIPPON FOOD SHIFT」では、沖縄が舞台となり、土地に根付き、自分たちらしい農業に携わる生産者を、Z世代と呼ばれる学生さんたちと取材しました。 私たちが訪れたのは、沖縄県浦添市湊川にある「沖縄セラードコーヒー」。外人住宅が多く立ち並ぶエリアに焙煎工房を構え、隣接する「Beans Store」では、世界のコーヒー生産国からとどいた豆を焙煎し、販売しています。 そして、コーヒー産地の様子や味の特徴、自宅での美味しいコーヒーの淹れ方まで