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巷のシフトさん

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ニッポンフードシフト公式noteの運営スタッフが見付けた興味深い記事を紹介します。
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#最近の学び

スーパーで育った野菜!? サステナブルな都市型農業「infarm」

こんにちは。SWAQ TOKYOのさちです。 最近、よく行くスーパーの一角に突如謎の栽培ボックスが出現。 ボックス内ではハーブが育てられており、家庭菜園が好きな私は毎回植物の成長を覗き見ては、一体何が始まるのだろうかとワクワクしていました。 数日後、栽培されていたボックス内の野菜やハーブが収穫され、ボックスの外に!なんと根っこ付きで購入ができるようになっていました。 スーパー内で育てて販売するという斬新なこのシステムは、「infarm(インファーム)」というベルリン発の

都会の暮らし・未来を変える都市農業のポテンシャル(前編)

前回は、人口減少に合わせたアプローチの必要性をご紹介しました。 東京圏はまだまだ人口が増えてますが、減少時代を想定した都市経営が重要だと感じています。 今回は前編として都市農業を「都市経営の視点」で紹介したいと思います。 1. 都市圏における人口増加の代償繰り返しですが、高度経済成長期以降は、地方から都市圏への上京(特に東京)が進みました。 「always三丁目の夕日」みたいな。 ※国交省2020白書より すると宅地の需要が高くなり、宅地価格が高騰。住む場所を増やすた

都会の暮らし・未来を変える都市農業のポテンシャル(後編)

分割になりました前編では、 ・都市農業と地方農業の違い ・農業が、都市のエリア価値を高める可能性 を紹介させていただきました。 後半は、都市と農業の関係性をもっと掘り下げて、具体的な取組も紹介したいと思います。 1.自然を求める本能 そもそも。都市環境が人工的になると、人は「自然を求める行動」をとることが分かっています。 例えば ①自然と身体の関連性 広島大学の田中教授は、横浜・川崎を舞台に 「都市環境の人工化が人間の健康に及ぼす影響」の研究で、都市部で自然が豊かな