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GENERATION Z

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次の時代を担う若い人達が、食や農林水産業に対する思い、目の当たりにしたリアルを発信します。
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#農業

“ハタケ”なのに、”タマリバ”でもある。二子玉川の「タマリバタケ」を訪れました!

皆さんは「エディブルシティ」という言葉を聞いたことがありますか? 直訳すれば、「食べられる街」。あまり農業が身近ではないのでは…? と思われるかもしれない都市部でも、様々な形で農業をしていこうという試みが進められています。一方、「2022年問題」といって、都市内の農地が減っていくかもしれないという課題もありましたが、国の新たな政策により急速な減少は回避されているようです。とはいえ、農地の減少は進んでいきつつあります。 そんな中、農業振興や農地保全という課題に対して、自治体とN

【安達東校舎】不耕起栽培に挑戦!持続可能な農業生産を目指して

 安達東校舎2年次生は、地域における課題の解決に向けた研究に各グループに分かれて取り組んでいます。今回は、農業班の課題研究を紹介します。 〇 地域の農業について考える農業班  農業班では、二本松市役所岩代支所の集落支援員の方々がまとめた地域や農業の現状から「耕作放棄地」の課題解決に向けて活動をしています。  農業班の生徒の多くが兼業農家や専業農家で、家族から聞いたことや見たことから、農業は栽培管理をするために身体に負荷がかかる重労働です。機械化やAI化には高額な資金が必要

10人インタビュー企画 ⑩渡邊強~まだ誰もやっていない生産方法で自ら経済を生み出す~

和牛繁殖農家 渡邊強(わたなべつよし)さん 鳥海山の麓にある“上の山放牧場”で放牧をし、全国で1%未満しか流通していない黒毛和牛の「放牧経産牛」を販売している渡邊さん。最近では放牧経産牛を使ったディナーイベント【響命】も開催していました。そんな渡邊さんが24歳という若さにして、どうして家業を継ぎ、ここまで精力的に活動できているのか、きっかけや経緯が気になったため、インタビューさせていただきました。 Q: どんな学生時代でしたか? まわりを見返すために部活動に打ち込む日々

Z世代×鹿児島堀口製茶×農林水産省意見交換会の様子を公開!

はじめにニッポンフードシフトの推進パートナーである鹿児島県堀口製茶/和香園様の提案により、2023年2月27日(月)に農林水産省で、Z世代と鹿児島堀口製茶/和香園と省内職員との意見交換会が開催されました! この意見交換会は11/12(土)、13(日)のニッポンフードシフトフェス九州のトークセッション「Culture Z Food in九州」における、鹿児島堀口製茶/和香園の代表取締役社長堀口大輔氏とZ世代の出会いがきっかけです。 「Culture Z Food in 九州

オール地域食材でのおもてなし!「やんばる料理」

さっそくですが皆さん!! 沖縄料理を思い浮かべてください!🤤 ゴーヤーチャンプルーに沖縄そば、ラフテーにジューシーにクーブイリチーなんかも!沖縄に行った際には是非沖縄料理と、そこでしかいただけない食材を味わいたいものですよね〜! そんな中、南国リゾートとして知られる沖縄県の北部にある山間に囲まれた地域「やんばる」では、使う食材をすべて地域の食材で賄うというの素敵なプロジェクトが行われているんです! プロジェクト名は「やんばる畑人(はるさー)プロジェクト」という名前で、畑人

畑をもっと身近に―沖縄県・山パ農園さんを取材して

はじめに 突然ですが、皆さんは畑へ行ったことはありますか? 「幼少期に連れていってもらった記憶はあるものの、 大きくなってから意識的に行ったことはない」 という人が結構多いのではないかと予想します。 今回この記事を書いている私もその一人で、 普段野菜や果物を口にしながらも、 それらを生み出す畑や農業、農家に対してはどこか遠い存在のように感じていました。 このような中、沖縄で生産業に携わる人々を特集したタブロイド紙 『D design travel 沖縄 ニッポンフードシ

野菜の生産から販売までを体験して学んだこと

この夏、「SHIBUYA TSUTAYAからニッポンフードシフト」で開催された「食のインターンシッププログラム」に参加した上智大学4年の猪俣みなみです。 昨今では、野菜の価格高騰のニュースがよく取り上げられています。日々、スーパーで見る野菜の値段は変動し、私たちは目に見える影響を受けているのも確かです。地球温暖化のせいなのか。その原因や影響についてまで知らないのが一消費者としての現実なのかもしれません。 今回、7日間の生産者・青果店体験を通して消費者として学んだこと、

さつまいも収穫体験!一面緑に生い茂った畑に込められた思いとは?

私たちは、10月末に行われるNIPPON FOOD SHIFT FES.内の企画である「100日後にできるZ世代プロデューススイーツカフェ」で提供するスイーツ開発に向けて 現在のさつまいも農家を取り巻く環境 さつまいも農家が抱える課題 スイーツ開発のアイデア などを学ぶために収穫体験およびインタビューの場をセッティングしていただきました! 収穫体験8月だったこともあり、本当に収穫できるのか少し不安な気持ちもありつつ…幼稚園、小学校ぶりのさつまいも掘りにとてもウキウキ

たまねぎ農家さんに突撃インタビュー!

こんにちは✨ みなさんは”北海道富良野市”と聞いて何を思い浮かべますか? ラベンダーや北の国から、スキー場など様々なイメージがあると思います! でもそんな富良野市は、実はたまねぎの一大産地として、全国でも非常にたまねぎの生産が盛んな地域なのです! そんな富良野市のたまねぎ農家さんとJAふらのの小野係長に、出身も大学も専攻もバラバラの3人の女子大生で、オンラインでお話を伺いました。 それぞれ持ち前の視点で、富良野のたまねぎ事情について掘り下げていきたいと思いますので最後

潜入!!西山製麺工場

ラーメン。みなさんはどんなラーメンが好きですか?? 豚骨、塩、しょうゆ、味噌、、 細麺、太麺、ちぢれ麺、、、 その他具材含め、ラーメンには本当にたくさんの味がありますよね。 『ラーメンは料理ではない。一つのジャンルである』 こう語ってくれたのは、西山製麺 常務の西山さん。 そう、麺やスープ、具材、職人の技量が組み合わさって1つのラーメンが完成するのです。 ラーメンは本当に様々で奥深いのですが、、 本日は札幌ラーメンにフォーカスしてお話しします! 札幌ラーメンと言えば味噌

北海道産小麦を調査‼ 銀世界の下にはお宝が眠っていました

今回は北海道にて、小麦の掘り起こし体験と製粉会社での工場見学をさせて頂きました。 今回掘り起こす小麦は「ハルユタカ」という品種で、春に種を播く春まき小麦です。しかし、今回の江別市の農家さんでは初冬に種を播き、春まで雪の下で小麦を眠らせています。どうして種を播く時期を早めるのでしょうか?初冬播きの真相や北海道小麦の実態を探るべく、私たちは江別市へと向かいました。 午前中は、北海道江別市内で小麦を育てている片岡さんの畑にお邪魔し、小麦の掘り起こし体験をさせて頂きました。 畑

GREEN ONIONS~NANAKONOKA~

ねぎってどんなイメージですか? よくスーパーで買ってきたねぎの根っこを水耕栽培して納豆やラーメンに入れたり…。 今回、JA筑前あさくらと契約をしており博多万能ねぎを作っているねぎ農家さんのところにお邪魔させていただきました。朝倉までは福岡市内から高速に乗っておよそ1時間。 すごく自然豊かな場所でした。 JA筑前あさくらに到着し、JAの深見さんの運転する車で向かいました。 ねぎ農家さんのビニールハウスに到着。 ここで博多万能ねぎの収穫体験をさせていただくことになりました。

辰野町1日目 -知る- 〈辰野町役場の方々のお話〉

日が落ちて、星もちらほら見えてきた頃…(この日はあいにくの曇り空で、惜しくも満天とはいえない星空でしたが。。。) 今回宿泊させていただくお宿「かやぶきの館」に到着。 そこで本日最後のお話をしてくださったのは、辰野町役場の方々。 歓迎ムードで、わたしたちのことをあたたかく出迎えてくださいました。 「ようこそ、辰野町へ!」 役場の方々が直々に挨拶に来てくださるなんて、よく考えてみればすごい。。。 さらに、わたしたちの学びを深めるために、辰野町の農業に関しての実態を知れ

辰野町1日目 -知る- 〈甘酒屋an’s 白鳥杏奈さん〉

そして同じく小野酒造店さんのお座敷をお借りして、続けてお話を伺ったのは、なんとキッチンカーでオリジナルの甘酒を販売しているという「甘酒屋an's」の杏奈さん。 気になるキッチンカーのお写真を見せてもらうと、メンバーからは「わー!かわいい!」という歓声があがります。 車体を染めている鮮やかな水色は、四季折々に彩る大自然に囲まれたこの地によく映えていて、見つけたらつい駆け寄りたくなるような見た目。 ハッピーを運んでくれそうな予感をかんじさせます! 「実はわたし、甘酒が苦手