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GENERATION Z

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次の時代を担う若い人達が、食や農林水産業に対する思い、目の当たりにしたリアルを発信します。
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2021年10月の記事一覧

辰野町1日目 -知る- 〈辰野町役場の方々のお話〉

日が落ちて、星もちらほら見えてきた頃…(この日はあいにくの曇り空で、惜しくも満天とはいえない星空でしたが。。。) 今回宿泊させていただくお宿「かやぶきの館」に到着。 そこで本日最後のお話をしてくださったのは、辰野町役場の方々。 歓迎ムードで、わたしたちのことをあたたかく出迎えてくださいました。 「ようこそ、辰野町へ!」 役場の方々が直々に挨拶に来てくださるなんて、よく考えてみればすごい。。。 さらに、わたしたちの学びを深めるために、辰野町の農業に関しての実態を知れ

辰野町1日目 -知る- 〈甘酒屋an’s 白鳥杏奈さん〉

そして同じく小野酒造店さんのお座敷をお借りして、続けてお話を伺ったのは、なんとキッチンカーでオリジナルの甘酒を販売しているという「甘酒屋an's」の杏奈さん。 気になるキッチンカーのお写真を見せてもらうと、メンバーからは「わー!かわいい!」という歓声があがります。 車体を染めている鮮やかな水色は、四季折々に彩る大自然に囲まれたこの地によく映えていて、見つけたらつい駆け寄りたくなるような見た目。 ハッピーを運んでくれそうな予感をかんじさせます! 「実はわたし、甘酒が苦手

辰野町1日目 -知る- 〈小野酒造店 小野能正さん〉

のどかで落ち着いた辰野の街中を歩いていると、見えてきたのは長い歴史を感じさせる立派な建築。 暖簾をくぐり、ガラガラと扉を開けた玄関で出迎えてくださったのは、ここで酒造を営んでいる小野能正さん。 「夜明け前」という、かっこいい名前の日本酒を製造・販売されています。 なんとここの創業は、明治維新前夜の元治元年(1864年)! むかし日本史の授業で習った当時の出来事や偉人たちをおもわず連想してみましたが、なんといっても激動の時代。 きっと想像もつかないほどのさまざまな困難

辰野町1日目 -知る- 〈農家レストランこめはなや 小澤尚子さん〉

次に訪れたのは、おととしたくさんの方に惜しまれながらもレストランを閉店し、現在は農業と農産加工品の販売を行っている「こめはなや」の小沢尚子さん。 長年のご経験と農業に対する強い愛を感じさせる尚子さんの話っぷりは、終始力強い。 わたしたちは、お話を聞けば聞くほど、農業というものがどれだけ一筋縄ではいかず、奥深いものかということを実感しました。 そんな尚子さんは、長年農薬を使わない有機栽培を生業としてきましたが、近年特に注目しているというのが「土」なのだそう。 空、雨、風

辰野町1日目 -知る- 〈農家民宿月のもり 市川直美さん〉

昼食後、わたしたちが訪れたのは、東京から辰野町に移住してきて農家を営んでいる市川直美さんの農地。 というのも、市川さんが農業を始めたきっかけは、重度の喘息に悩まされた息子さんの身体を守っていく上で、本当の健康とは何なのか?について考えるようになったこと。 考え抜いた結果、2年ものあいだ1時間ほど離れた農家さんのもとに通って勉強を重ね、辿り着いた答えは「無肥料・無農薬の食物を育てること」。 自然環境の整ったこの土地を選び、自らの手で農業を始めることを決意したのです。 隣

辰野町1日目 -知る- 〈ひなたぼっこ 仲村智子さん〉

辰野町、到着!! 新宿駅から、高速バスで約3時間。 期待をふくらませたもぐラボメンバーたちは、バスを降りるなり、まずは空気を目一杯吸い込みました。 「スゥ〜〜〜ーッ!!!」 青い空と、生い茂る草木に囲まれたこの土地は、東京とはまったく違う空気の匂い。風もなんだか、そよそよしていて気持ちいい… この空間に包まれているだけでも、なんだか新鮮な気持ちになります。 そんなはじめての街にドキドキする気持ちを胸に、はじめに訪れたのは「ひなたぼっこ」。仲村智子さんが営む、薬膳料

長野県辰野町キャンプレポート -概要-

こんにちは!もぐラボメンバーの、にもです。 みなさん、前回の記事は読んでいただけましたか!? この度、Z世代を起点とした食と農のイノベーションプロジェクト「もぐもぐファームラボ(通称:もぐラボ)」が発足。農家さんなど食に関わる方々と連携し、日本の未来を変えるワクワクするアイデアを実現すべく、日々活動をつづけています! 第一弾のコラボ地域に決定したのは、長野県辰野町。農業がさかんな街というだけでなく、クリエイターたちがあつまる新しい拠点として、街全体が盛り上がり始めている